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海べの森をつくろう会について

この法人は、被災地において、自然と共生し、自然の恩恵を享受する未来の暮らしを創造するとともに故郷の永続的発展と、後世に継承する財産と文化の形成を目指すため、自然の恩恵により、災害を軽減し、生業を営むため失われた自然環境を回復させる事業と、震災の記憶を風化させずに未来へ繋いでいく為の植樹活動を中心とした故郷づくりに寄与する事業を行っています。

 

植樹への思い

私たちは、東日本大震災で被災した、荒涼たる海べの風景に絶望感と無力感に襲われ、現実を直視できませんでした。
その中で、津波にも負けない樹木の存在と、大津波に流された人々の命をつなぎ生還させた木々の存在を知り、

次第に将来の災害への備えと共に、美しい海辺を取り戻したいとの想いを抱くようになりました。
また、明治三陸の大津波の災害後、先人たちが被災地に欅の木々を植樹し、避難道の建設に尽力したことを知り、

おそらく当時の状況も今回の被災と同じように逃げ遅れ、木々につかまり命をつなぎ生還した事実が植樹へと繋がったように思われます。
先人の震災復興への記録と東日本大震災の教訓から、生かされていることの役割を大きく認識した次第で、私たちも、今、木を育て植樹を、そして、揺るぎない故郷の創造を目指します。

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